ミントと言えば、香料やお菓子、ガムや歯磨き粉だけでなく、お冷やに浮かべて冷たさに爽やかさをプラス…などなど、とても生活に身近なハーブですね。
お家でこれを育てて、目に付く所に瑞々しいハーブの緑を長めながら、必要な時に新鮮なものを摘んで使う…そんなちょっと生活が豊かになるカンタン園芸に挑戦してみましょう。

 

どんな種類があって、何を選べば良いの?

ペパーミントやスペアミント、という名前を商品やハーブティー等でを聞いた事がある方も多いでしょうが、ミントは品種が豊富です。
いざ育てようと思って種や苗を見に行くと迷ってしまうかもしれません。品種によって育て方が難しくなったりするのでは…と悩む事があるかもしれませんが心配はご無用。
品種改良によって多彩な品種が増えていますが、いずれもミント特有の育てやすさと丈夫さに大きな差は無いとされます。

基本的にはフレーバーの好みで選んでしまって大丈夫です。もし苗の香りを直に嗅いでみる事が出来るのであれば、好みのものを探すのも楽しいかもしれませんね。
種から育てる場合、一番なじみ深いという意味ではペパーミントやスペアミントを選ぶのが、使いやすさという意味からでもオススメです。

中には葉っぱのまだら模様が特徴的なジンジャーミントやパイナップルミントという品種もありますので、色々育ててみたくなったら更に挑戦してみるのも楽しいでしょう。

 

いざ植えてみましょう

ミントを買うにあたって、種から買うのが多くの場合買いやすいですが、苗を扱う店で買う事も出来ます。
ミントは丈夫で育ちやすい植物なので、地植え、鉢植えのどちらでも育てられます。お家で手軽に使いたいという場合は室内で鉢植えが良いでしょう。
苗から買う場合、日当たりの良い所に置かれていて、付け根の辺りが黒ずんだりグラグラしていない、丈夫なものを選びましょう。

種から育てる場合、まずミントの種はとても小さい粒なので、種から撒く場合零してしまったり風で飛ばされてしまったりしないように注意しましょう。種から育てる際は、種まき用の土を使うとより育てやすくなります。
種まきは春先から行うのが良いとされます。基本的に丈夫な植物なので秋の気温でも育つ事は出来ますが、小さい苗で冬を越す事になるので栽培が難しくなります。

苗で植える場合は夏の日差しを避ける、春から秋に行います。葉っぱを扱う植物なので、あまり日差しが強いと葉焼けを起こしてしまい見た目や風味が損なわれてしまう為です。

 

水やり、肥料は程々に

ミントは丈夫な植物、と何度も強調していますが水やりについても同様です。地植えであれば一旦根付いてからは必要ありません。
鉢植えの場合でも、土に湿り気が無い、乾いていると見えたらたっぷり土に水をあげるようにすれば十分です。
肥料も地植えであれば不要です。鉢植えでも大きくなろうとする初春に肥料を少し置いてあげるようにすれば十分に育ちます。

 

虫食いには気をつけましょう

虫がついているのを見つけたら、すぐに取り除き、虫だけ取り除くのが難しい場合は茎や葉ごと剪定しましょう。室内であればあまり神経質になる事は無いでしょうが、園芸用の虫よけスプレーなどを利用しても良いでしょう。

 

沢山使って良いミントに育てる

ミントはとにかくよく育ちます。茎が伸びると風通しが悪くなったりする事で育ちが悪くなるので、剪定して使いましょう。
目安は伸びた茎の3分の1程を切って短くすると良いとされます。春先に種まきをして順調に育つ頃には梅雨頃になりますので、梅雨前に剪定をするのが一般的と言われます。
梅雨時の湿気をかわす意味では、この時期にすっきりと小さな株になるよう茎元近くまで切ってしまう「切り戻し」も有効とされます。これで梅雨~夏の間にまた成長し、秋を迎える事が出来ます。
なお、伸びた茎から夏場に花が咲く為、切ってしまうと花を見る事は出来ませんが、花を咲かせない方が葉っぱを沢山取る事が出来るので、花を見てみたい場合以外は剪定する方が良いでしょう。
冬場もこれと同じように、地面際で切って新芽に力を蓄えさせ、また春に大きく伸びるようにするのが有効とされます。

ミントの根(地下茎)はすぐに大きくなるので、1年に1回、夏場を避けて植え替えをしましょう。一回り大きな鉢植えに植え替えるか、大きさを維持したい場合は株分けをします。

 

ミントを増やすには

ミントを増やしたい場合は、先に挙げた株分け以外に挿し木、水挿しという方法を用いる事で同じ香りのミントを増やす事が出来ます。

いずれの方法も、まずはミントの茎を頂上から10センチ程、2,3の節を持った形に切り取ります。節の部分の葉を落し、しばらく水につけ、水を含ませたら新しい土に挿す事を挿し木と言います。
水挿しの場合は節の部分から小さな根が生えるまで水につけて育て、根っこが出て来た頃合いで鉢やポットに苗の要領で植える事を指します。しばらく日陰で育てると、根付いた証拠に新しい芽が出ますので、この段階で日当たりの良い通常の育て方を進める事になります。

 

まとめ

基本的にとても寒かったり、とても暑かったりするような環境でなければよく育つのがミントです。
生活に小さな緑があると潤いがもたらされるとも言いますので、観葉植物なども良いですが、鑑賞する以外の楽しみがある植物を育ててみるのも良いのではないでしょうか。

但し、ミントは環境が揃うと物凄く増える植物でもあります。地植えの際は放っておくと庭を覆い尽くしてしまう事もあるとされますので、その点には注意して下さい。
悪戯で「他人の庭先にミントを撒く」というものがあるとも言われますが、大変な事になる事もありますので絶対に止めましょう。
ミントを正しく楽しく育てて、生活に彩りと潤いを沿えてみて下さい。