香りのいい癒しのハーブは長年多くの人々に愛されています。一般的なのはラベンダーやカモミール、ミントのようなハーブですが、その中でもアロマィカスというハーブをご存知でしょうか。アロマティカスは多肉植物のような可愛らしい、プニプニとして、柔らかい毛で覆われている葉が特徴的なハーブです。多肉植物に似ているため、ハーブコーナーではなく多肉植物コーナーで販売されていることもあります。

 このアロマティカスには、名前に「アロマ」と入っているほど香り豊かなハーブです。シソ科のハーブで葉に触れるとミントのような爽やかな香りがします。このため、ハーブティーに使用するととても香りの良いものに仕上がります。夏にはよく成長するので、次々に生えてくるアロマティカスの葉を摘み取ってフレッシュハーブティーで楽しむこともお勧めです。今回は、この魅力溢れるアロマティカスの育て方についてご紹介していきます。

 

アロマティカスを育てる時の環境

アロマティカスは、東南アジアや南アフリカを原産としており、暖かい場所が好きなハーブです。このため、風通しの良く湿気が高くなりにくい環境で育てるとよく育ちます。日本の環境で注意しなければいけないのは、冬です。暑さにはもともと強いアロマティカスですが、寒さにはとても弱い植物です。寒い季節に差し掛かってきたら、早めに室内に入れて、冷気が当たりにくい環境を整えてあげてください。特に10度以下になる日には室内に入れてあげることをお勧めします。

また、初から夏にかけての注意点は、よく成長して葉が生い茂ってきたら、こまめに剪定を行うことです。アロマティカスは気づけばどんどん新しい葉が出てきます。葉が生い茂ってしまうと、どうしても湿気が高くなってしまいます。

アロマティカスは、原産国の環境と同様に乾燥気味の気候の方がよく成長してくれるので、特に成長が著しい夏には注意しましょう。

加えて、アロマティカスは高さが20cmの小ぶりサイズのものから、成長していくと60cmにもなることがあります。家に迎え入れる際の置き場所を考慮に入れておくことも大切です。育てる上で、アロマティカスの姿形よりも香りを楽しみたい方は、あまり大きく育ててしまうと、香りが薄くなる傾向があります。その際には、挿し木などをしてアロマティカスを増やしていき、小さな株のアロマティカスを楽しむことをお勧めします。

 

アロマティカスにあった水やり方法

アロマティカスは乾燥気味の環境にしてあげた方がよく育つとご紹介しました。「乾燥気味」というさ匙加減が難しいと感じるかたがいらっしゃるかもしれませんが、アロマティカスの水やりはとても簡単です。一度水をあげたら、次に水やりをしてあげるタイミングは、アロマティカスが植えられている土の表面が完全に乾いた時です。頻繁に水やりをしなくていいので、植物を上手に育てられるか不安だと思っている方にもお勧めです。逆に、水やりをし始めて元気がなくなってきてしまった際は、水やりのしすぎが原因の場合が多いです。次の水やりのタイミングをもっと間を明けてからにしてみてください。特に、冬場の水やりはアロマティカスが植えられている土の表面が完全に乾いてから3日ほど余計に待ってから水やりをしていただければ大丈夫です。

また、寄せ植えを考えていらっしゃる方には注意が必要です。乾燥している環境が好きなアロマティカスと、水が大好きな植物を一緒にしないようにしましょう。アロマティカスと同じように乾燥を好む植物と一緒に寄せ植えにするか、アロマティカス単体で鉢植えに入れてあげることをお勧めします。

アロマティカスが苦手なものは、すでにご紹介した通り、水のあげすぎと湿気と寒さです。日本の気候では特に梅雨の時期を苦手としています。梅雨の時期の水やりは特に注意して、雨の当たりにくい場所に移動してあげて、そのついでに葉を間引いて風通しを良くしてあげましょう。

 

アロマティカスにあった土

アロマティカスは、東南アジアや南アフリカの暑くて乾燥した大地でもすくすくと育つ植物です。このため、特にアロマティカスに適した専用の土などは販売されていません。観葉植物用の土を購入していただければ問題なく育っていきます。家に余っているガーデニング用の土があればそれでも構いません。

しかし、場合によっては、間違えた育て方をしているわけではないのに元気がなくなってしまうアロマティカスもあります。その際には、液体肥料を根元に与えてあげて様子を見てみましょう。

 

まとめ

アロマティカスは、プニプニとして柔らかい毛が生えた可愛らしいくて特徴的な葉を持つハーブです。ご紹介したように、東南アジアや南アフリカなどの暑くて乾燥した地域が原産なので、暑さと乾燥に強くてとても育てやすいハーブです。
ミントのような爽やかな香りを持つハーブなので、ハーブ好きの方はもちろんのこと、ハーブに興味はあったけど、植物を枯らしてしまいやすいから避けていたという方にもとてもお勧めなハーブです。他の多肉植物と一緒に植えてもとても可愛らしくなります。
ぜひ花屋さんへ足を運んだ際はご覧になってみてください。